男性にも「子育て」をしたいという欲求はあります。
でも
「積極的に子育てに参加したいけど・・収入の問題で難しいかな」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ということで、
今回は「子育て」をしたいけど「収入」で悩む男性に【共働き夫婦の育時休暇給付金額】について話をします。
男性の「育児休業取得率」から見える日本の育休事情
もしも「妻だけでなく夫も育休を取得したら」生活が苦しくなるから無理と思っていませんか?
このような考え方が日本社会では色濃く残っています。
事実、日本では「共働き夫婦で一方が長期の育休を取得すること(特に女性)」が当たり前になってきていますが、男性の育休についてはまだまだ一般的ではありません。
ちょっと前のデータですが「2015年度の男性の育児休業の取得率」はわずか2.7%とのデータがニュースになっていました。
過去最高であるにもかかわらず、です。
ちなみに、年単位の推移はこのようになっています。
◆男女の育児休業取得率の推移
(単位:%)
年度 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 |
女性 | 83.7 | 87.8 | 83.6 | 83 | 86.6 | 81.5 |
男性 | 1.4 | 2.6 | 1.9 | 2 | 2.3 | 2.7 |
*参考元:厚生労働省 2015年雇用均等基本調査
当時、僕が育児休業を取得したときのデータですね。
で肝心の僕は「2013年の第1子」「2015年の第2子」ともに長期間の育休を取得しました。
きっと大きな会社なのだろう・・・
そう思いましたか?
残念ながら違います。
実は、従業員20人にも満たないような「小さな会社」。
そんな「小さな会社」で「強引」に育休を取得した変わり者が僕なんです(笑)
「3年間で半年しか出社しなかった」と言うと怠け者みたいなので、
あえてカッコよく言うと、
「2015年に勇気ある育休を取得した2.7%の中の1人」
であり、
「2013年に勇気ある育休を取得した2%の中の1人」
なんです。
しかも「超長期育休」ですから絶滅危惧種ぐらいレアなのでは?
冗談はさておき、
次に実際に共働きをしていた我が家の「育休中」の収入を説明しますね。
共働き夫婦は育児休業給付金だけで生活ができる?
第1子の時は妻も会社に勤めていたので「会社を辞めずに産休・育休」を取得してもらい、ダブルで不労所得を得ていました。
そんな共働きの我が家の家計がどうなったか?見てみましょう。
当時、夫婦ともに「年収400万円」くらい。手取り額面では30万ちょっとずつですね。
第1子(2013年)のときは育休の制度が今よりも古く「給付額が月給の2分の1」でした。
だから
夫婦合わせて育休中の月収は30万円くらい。
女性の場合は産休制度(月額給与の3分の2)があるので、もう少し多くもらえます。
当時、家族の出費はひと月23万円前後。
給付額との差は
毎月7万円!!
ですから、毎日のんびり暮らして、赤ちゃんの成長を楽しみながら「家族の思い出」をたくさん作れたワケです。
しかも
毎月、7万円貯金が増えていく状態ですよ。
ちなみに
育休の制度が新しくなった今は「生後半年までは給付額が月給の3分の2」なんです。
だから月額30万円の夫婦が2人とも育休を取ったら、
最初の半年間は毎月40万円の不労収入がもらえるということ・・・。
毎月40万円ですよ。不労収入で40万円!
これが「日本の育児休業給付金」という制度なんですよ。
制度は使うためにあるものですから、ぜひ思い切り利用しちゃいましょう。
次に「育休中」に何ができるのか?について話していきますね。
自分らしく家族のために楽しく「育休」を満喫しよう!
毎日、夫婦で仲良く赤ちゃんのお世話をしたり、のんびり買い物に行ったり。
赤ちゃんの体がしっかりしてきたら、遠出だってできるようになります。
平日、ふらっと旅行に出かけたり。
泊まりがけの温泉旅行だって、テーマパークだって動物園だって、空いている平日に、思いつくままです。
それで、毎月40万円の収入。
さらにおまけがあるんです。
それは
「非課税&保険料が免除される」
【↑ココ超重要です↑】
ということ。
怖い。
本当にここまでサービスがあると「育休制度」は恐ろしくも感じます。
いかがでしたでしょうか?
「育休」はとても家計に優しい素晴らしいサービスだと思いませんか?
もしあなたが、なんとなく、楽しそうだしお得そうだから育休を取ろうかな・・・と思ってこのページを見ているなら、、、
ためしにお給料の計算をしてみてください。
育休を取らずに働くデメリットにびっくりするはず。
そして、明日から、育休取得に向けて準備を始めることになると思います(笑)
今回はここまでにします。
次回は「育休を取得した場合の節税効果」についてもっと詳しく説明をする予定です。
お楽しみに。